逆子のお灸

主訴
逆子(骨盤位)
30代女性、第2子を妊娠(妊娠10ヶ月:36週)
逆子を指摘されてから、一度も頭位にならず来週帝王切開予定。

36週のため逆子が戻る可能性は低いかもしれないけれど試してみたいと言って頂き施術。

治療内容
腰痛もあるとご相談があり、逆子治療と腰痛治療を併せて実施。
妊婦さんかつ鍼灸治療は初めてのため、直接腰を刺激するのではなく、臀部から下腿を緩める腰痛治療。
逆子治療(逆子のお灸)として、足の指先のツボ2箇所(至陰・大敦)に米粒大のもぐさのお灸を15回。
ご自宅でもお灸(台座灸)を行って頂くよう指導。

早速ご自身でもお灸をして頂き
「なんだか血行が良くなる気がしました!!」とご連絡頂きました。


今回施術させて頂いたのは娘の保育園のお友達のママ。
ママが産休に入り、公園で娘たちが遊んでいるときに逆子で来週帝王切開の予定であることを知りました。


28週頃の健診で逆子と診断されても、「逆子ですね。たいていは出産までに自然に治るのであまり心配しなくていいですよ。」と知らされ、予定日直前の36週には約95%の赤ちゃんが自然に頭位に戻り、約5%が逆子のままと言われています。逆子の原因は分かっていません。

逆子治療(逆子のお灸)をすれば必ず逆子が治るわけではありませんが、リスクもありません。
逆子治療を開始した週数が28〜31週の場合の矯正率は約80%、32〜36週の場合は約30%というデータがあります。
28〜31週が治療開始に最適な時期と言えます。

私自身2回の出産を経験していますが、2回とも妊娠後期(30週)に逆子と言われ、逆子のお灸を行い、無事頭位に戻り出産することができました。

今回施術を受けてくださったママもご友人が鍼で逆子が治ったという話を聞いて調べてみたけれど、調べるだけで終わっていたとお話されていました。

お灸で逆子が治る可能性があることをもっと早くママに伝えられていたら!と情報発信の大事さを実感した出来事でもありました。

先程もお伝えしましたが28〜31週が逆子治療を始めるのに良い時期だと考えます。
逆子のために何か出来ることがあればやりたいと考えられている方はまずご相談下さい。

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