60代男性
スキーインストラクター、テニス、ゴルフが好きで活動的な人
主訴:2週間にテニスをハードにやり左膝内側に痛みが出現。
所見:右と左の左右差を確認する
左膝内側に腫れ(+)、左膝の屈曲で内側が痛むが少し経つと痛みが消失、左股関節の回旋運動で引っ掛かり(+)左足関節内側を伸張すると、日頃感じる痛みが再現。
説明:膝の腫れは使い過ぎによる炎症で、これが痛みの原因。
股関節~膝に付着する筋肉の硬さ、足首~ふくらはぎの筋肉の硬さも膝に負荷を掛けています。
膝は本来、①曲げる②伸ばすを担当する関節です。
ゴルフやテニスの様にねじりが多いスポーツは股関節(お尻)の柔軟性が特に大切です。
治療:お尻~膝、足首~ふくらはぎの筋肉を緩め膝に掛かる負担を軽減させる。
最後に痛みが残る動作で、患者さんがここ!と感じる1点を示してもらい鍼を1本。
関節ではなく、筋肉の付着部が痛かったようです。
さすがインストラクター、お尻と足首の硬さを感じていて膝で動作を代償していたとの事です。