『不眠』東洋医学の視点

昨日、毎月恒例の勉強会で『不眠』についての講義受け要点をまとめました。

不眠の原因・・・『熱』

※本来は夜になると、頭に上った熱は体の下の方に下がる事で安かな眠りにつくと東洋医学では考えられています。 

本来なら夜になると下がるはずの熱が下がらない事で不眠を引き起こします。

不眠を引き起こす熱はどう作られるか・・・

『①ストレス、辛い物・アルコール』 

『②加齢・大病・出産等で体の気血を消耗した場合』

※①ストレスは体の中に過剰な熱を生み出し、辛い物とアルコールは熱分として体に蓄積されます

※②熱は本来、上に上る性質が強く、体のエネルギーが不足する事で熱の上昇を抑えられなくなります

不眠解消の基本的な考え方・・・

①ストレスから逃げる又はコントロールする。辛い物とアルコールは控える。

②ゆっくり休養

※規則正しい生活リズムは①②共に必須条件

鍼灸治療で出来ること・・・

頭に上った熱を下げる、過剰な熱を取り除く 

※一般的に②の加齢・大病・出産等で体の気血を消耗した場合の不眠は治療に時間が掛かると言われています。

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