中学3年生との出会い

体調不良で学校に行けない中学3年生のK君と出会いが、子どもの不調改善の治療という私の鍼灸師としての新しい道を拓いてくれました。

高校受験を控えた中学3年生の12月。
朝のめまいや足裏の痛みで学校に行けていないけれど、高校に行って野球がしたいというK君。
なんとか2月の高校受験を受けられるようしたいという思いから、治療を行いました。

私が彼に行った施術は「全身の気血の巡りを良くする」。ただそれだけです。

なぜ「全身の気血の巡りを良くする」必要があるのかというと、
東洋医学では「不通即痛(ふつうそくつう)=通じなければ、すなわち痛む」という考えがあり、体内の気血の巡りが滞ると痛みや不調が起こると考えられています。
K君もまさに気血の滞りが原因でめまい、足裏の痛みなどの症状が出ていました。

治療を続けることで症状が改善し、K君は無事高校受験に合格!今では高校で野球ができるようになっています!

初めは何をされるか不安だったK君も2回目の施術くらいからめまいがしなくなり、痛みの症状が改善していくことで、学校には行かなくても当院には通ってくれ、当院が「癒しの場所」とお母さんに話してくれているのを聞いてとても嬉しく思いました。

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