子どもの不調、治療より大切なこと

最近、子どもの不調が増えています。
ご相談やお問い合わせもあります。

子どもの不調、身体の治療だけしても良くならないのはなぜなのでしょうか?

子どもたちがお家や学校以外で悩みを相談できる場所はどこなのでしょうか?

子どもの身体の痛みや不調は結果でしかないと私は考えています。

様々な不安、悩み、ストレスから心が緊張する
心が緊張すると身体も緊張する
身体が緊張することで、気血の巡りが悪くなり、不調・痛みという結果として身体に現れていると考えています。

気血の巡りを良くすることで身体の緊張を緩めることはできますが、子どもとの信頼関係がない状態で施術をしても心の緊張は取れません。

そのため、治療よりも私が大切にしているのは子どもと同じ目線に立ち、真剣に向き合うこと

子どもたちがどんなことに興味を持ち、からだの不調以外でも悩んでいることはどんなことなのか?
私が一緒にできることであれば一緒に考えて取り組むということを大切にしています。

高校受験を控えた中学3年生とは、高校受験に向けて過去問を解くスケジュールを一緒に考え

英検を控えた高校3年生とは、英単語を一緒覚えたり、私のお昼休みに治療院に来てもらい、英検の問題を一緒に解き

小学生4年生とは、お菓子のカロリーはどれくらいあるのかを調べあう

一見、治療とは関係ないことのように感じるかもしれませんが、子どもたちと一緒に、同じことに真剣に取り組んでいます。

私の方が年齢はもちろん上で、母親のような存在だと思いますが、彼らから教えてもらうことが毎回あるので、それが私自身の刺激になっています。

真剣に向き合い、一緒に取り組むことで信頼関係を築くことができ、
鍼灸院が彼らにとって安心・安全な場所となり
身体の緊張だけでなく、心の緊張もほぐれ、気血の巡りが良くなります。
気血の巡りが良くなれば、子どもが本来持っている自分で自分を治す力が回復し、不調も改善に向かっていきます。

治療に来る、来ないにかかわらず、子どもが興味を持っていること、不安に感じていることに真剣に向き合い、一緒に取り組むことはお家でも親御さんたちができることでもあるので、不調の改善の手助けになれば良いなと思います。

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