ある患者さんより、母のリュウマチが辛そうで鍼灸で何とかなりますか?と質問を受けましたので調べてみました。
現代医学をもってしても、リウマチは難病で薬で症状を抑えることしか出来ないようです。
東洋医学の昔の名人達が残した本を読み返してみました。
古書は現代のようにエビデンスに囚われることなく名人達の経験や考え方に触れることが出来ます。
もともと刺激療法である鍼灸は、からだ全体の違和を調整して自然治癒力を高める療法。
リウマチの語源は流れるという意味で、昔は悪い水がからだの方々を流れるために所々が痛んでくると考えられていた。
治療につては、貫き抜きの灸として左右対称に取穴すると、疼痛が寛解したり腫脹が消退するようである。
具体的には『外関・内関』『梁丘・血海』『陰陵泉・陽陵泉』『三陰交・絶骨』など。
背部兪穴への治療はホルモンの分泌の調整・踵の『失眠』へのお灸は体内の余計な水分貯留の改善に有効なツボのようです。
いずれにせよ、全身性の病気なので睡眠・食事・運動の基本的な生活習慣を正すことが重要なようです。