昨日、患者さんより県外に住む娘さんが足の冷え性で悩んでいると相談を受けました。
睡眠が妨げられるほど悩んでいて、近くの鍼灸院で治療をしてもらうと症状が改善するらしく何が原因なんでしょうかと質問を受けました。
私は、血液の上下のアンバランスだと説明しました。
本来は体中を巡る血液が、足の方は不足し頭の方に集まった状態。
血液は使うところに集まるので、運動不足で頭や目ばかり使っていると血液の上下のバランスが乱れます。
すると足は冷え、頭痛やのぼせを招きます。
漢方は良いかもしれないと提案しました。
現在は病院でも健康保険適応の漢方薬がたくさんあります。
また、お医者さんが漢方薬を処方する際に必要な、東洋医学の基礎知識~漢方薬処方までを網羅したお医者さんに向けた漢方診療ハンドブックという本も有ります。
これを読むことで、お医者はどう考え・どんな漢方薬を処方すべきかが分かります。
もちろん東洋医学を勉強していない先生もいますので、その章をコピーし患者さんに説明し、理解してもらった上で通院する病院に持参して頂ければ処方の参考になるかもしれません。
何か有りましたら、お気軽にご連絡ください。
初学者向けの書で鍼灸師もとても勉強になる一冊です。
[新版]保険適応エキス剤による 漢方診療ハンドブック 著医学博士桑木崇秀