先日、患者さんから「1歳のお孫さんが便秘気味で困っている」とのご相談がありました。そこで、ご自宅で簡単にできる小児はりの方法をご紹介します。
「はり」と聞くと、「子どもに鍼を刺すの?」と思うかもしれませんが、鍼は刺しません。皮膚を擦ったり・なでたりして優しい刺激を与える方法です。
◆用意するもの
・ティースプーン
スプーンの丸い部分で皮膚を軽くやさしく撫でていきます。
◆やり方
1.利き手にスプーンを持ち、撫でた場所を反対の手で撫でる という流れで行います。スプーンと手を交互に使うことで、優しい刺激を与えます。
2.お子さんを上向きに寝かせ、以下の手順で進めます。
①お腹:おへその周りを、上から下へ優しく10回ほど撫でます。
②足のすね:膝から足首に向けて、上から下へ10回ほど優しく撫でます。
※注意点
お子さんが嫌がったらすぐにやめてください。嫌がる場合は、スプーンの代わりに手で優しく撫でるだけでも大丈夫です。また、服の上からでも効果があります。
是非一度試してみてください。