2週間前に足の親指をぶつけ治らないので病院に行ったという患者さんがいました。
骨折は無いが、まだ痛く歩いたり靴を履くのに支障があるとのこと。
見てみると、曲げ伸ばしの動きは痛くないが、内出血の跡に触れると痛い。
傷は治っているが神経の知覚過敏だと判断しお灸をすえる。
1回目は熱さを感じない。
2回目はかなり熱さを感じる。
お灸にこんな考え方があります。
熱くなければ熱さを感じるまで。
異常に熱ければ熱くなくなるで。
これを実践しました。
ケガにより、神経が過敏な状態になり、熱い刺激を入れることで一時的に神経の緊張は高まるが、その後に神経の緊張が弛緩するという仕組を利用したものだろうと考えています。
翌日、指の痛みが無くなり普通に歩ける!とわざわざご連絡を頂きました。
少し出来過ぎかもしれませんが神経痛にお灸は効果的だと実感しました。