話を聞く重要性

70代女性

1月半前よりアキレス腱が痛く整形外科を受診し痛みが軽減せず受診。

歩くとアキレス腱が痛いと言う。

見てみるとアキレス腱~内くるぶしに付近に腫れ。

アキレス腱の下5m~7cm付近を触ってみると強い痛み。

確かにアキレス腱に問題がありそうだと感じる。

しかし、足首の底背屈運動をしてみても痛くない。

次にベッドに寝たまま踵をお尻に近づけてもらうと膝裏付近が痛いと言う。

ここ数年踵をお尻に近づけるストレッチが痛かったと言う。

ふくらはぎと太ももの筋肉が痛の原因かもしれないと考え直す。

歩いてもらう。

そこでどこらへんが痛いと感じますか?と質問。

アキレス腱の上の内側付近が痛くてびっこになると言う。

アキレス腱ではなく、アキレス腱の上の内側付近が痛くてびっこになるんですね?と確認する。

はいそうです。

ベッドに寝てもらいアキレス腱の上の内側付近の筋肉を触診。

そう、それです!

それが痛くてびっこになる所ですと言う。

それ!のふくらはぎの内側の筋肉に鍼を2本。

足が軽くなったような気がする!と言ってもらい本日の治療は終了。

先入観に囚われず、患者さんの話を聞く事の重要性を感じた治療でした。

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