100㎞超の山を走るウルトラトレイルランナー
東京マラソン前のメンテナンスで来院。
以前、痛めていた左膝の調子を聞くと問題なしとのこと。
見せてもらうと、右膝周りの筋肉の大きさを10だとすると7程度。
左膝周りの筋肉がだいぶ細くなっていました。
これは左膝の痛みをかばい、ランニングの負荷を右膝が受けている証拠。
痛みを抱えながら、走るには右膝に頑張ってもらう必要があったんですね。
しかし、このままでは右膝が悲鳴を上げるのは時間の問題。
本人に聞いてみると、かばっている意識は無く無意識だろうと。
患者さんの体では左膝をかばう非常事態宣言が発令されていたようです。
そこで、コロナは収束(左膝の痛み)し日常生活に戻ってもらう(左右均等に使う)必要があり、
左脚1本で立つバランス感覚を取り戻すトレーニング。
ジムのマシンで低負荷での左膝1本での曲げ伸ばしで膝の正しい運動を再学習。
次はマシンで負荷を使って左右差をなくす筋力強化。
次はロードに出て、下り坂をウオーキング又はジョグでの左右の脚の着き方・使い方を確認する感覚と取り戻すトレーニング。
無意識のうちに間違った使い方をしていると、その使い方が定着してしまいます。
自分で確かに違うかも!と感じる(体感)事で初めて自己修正が可能になります。