まれな腰痛(その弐)。

こんにちは、高橋雅規です。

先日担当した急性腰痛の男性新患さんの治療です。

2日程前、特別に何かをした訳でもなく急に痛みだした腰痛で痛みが消えないとの事でした。

気になる動きもしていないが『おかしいな?』から徐々に痛みが強くなったタイプの腰痛でした。

場所は骨盤に近い所で背中よりも左側でした。

座る事も立つ事も出来るが、特定の動きで痛みが強くなるという状態でした。
座った状態で左右の捻りは出来る。腕を上げる事も出来る。

左右に側屈してもらうと右は痛むが出来る、左は激痛で出来ないという結果でした。

前回同様、座る事が出来るのでやはり腸腰筋が主な原因ではなさそう。

今回は下向き(うつ伏せ)がどうにか出来る状態なので背面全体を触診。

張りを感じるのは…

頚と肩甲骨付近、腰と骨盤と太もも背面は左側。


元々、腰痛持ちで出っ尻体型だと自覚している、との話でした。
今回は腰方形筋に痛みを感じている様子。側屈が出来ないのもうなずける。

今回の発痛に関わるであろうポイントと+αをほぐし、横向きへ。


すると『今まで痛みで横向きになる動作が出来なかったが、どうにか横向きになれてる』との発言が。


横向き(側臥位)では頚、肩甲骨周り、デコルテ、腰、骨盤周りと太もも。


上向きでも骨盤~太もも、頚からデコルテを少し。


何年も前に鍼をしたことがある程度だったので今回はほぐしのみ。


動きを確認してもらうと、出来なかった左の側屈が普通に出来るまでに改善されてました。

最後に翌日も仕事の予定との話だったので、朝風呂で身体を温める事をおすすめしました。

この記事を書いた人

目次