カッピング(吸玉)で腰痛改善

50代女性・右脇腹から腰の痛み

「慢性的な腰痛はあったけれど、急に痛みが強くなってきた」と来院された50代の女性。
右の脇腹から腰にかけての痛みで、歩くのも寝るのもつらいご様子でした。

仰向けで寝てもらい、お腹を触るとガチガチに緊張していたため、今回は鍼ではなく、カッピング(吸玉)でやさしく緩める施術を行いました。

「鍼灸」と聞くと、鍼やお灸を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、カッピング(吸玉)という方法もあります。

鍼・お灸・カッピング(吸玉)は、どれも筋肉をゆるめて血流を良くすることが目的ですが、アプローチが異なります。

鍼:筋肉に直接刺激を入れて緩める
お灸:温熱で筋肉を緩める
カッピング(吸玉):皮膚を吸い上げ、筋膜の癒着をはがし血流を促す

今回のように身体がガチガチに緊張しているときに鍼を使うと、逆に筋肉が防御反応を起こしてしまうこともあります。
そのため、まずはカッピングでやさしく筋肉をゆるめることを優先しました。

施術後の変化
お腹や脇腹の緊張がゆるみ、「動きやすくなった」とのこと。
腰の痛みは、実はお腹の硬さや内臓まわりの緊張が関係していることもあります。

「腰がつらい=腰だけの問題」と思いがちですが、意外なところに原因があることも。
今回のようにお腹のケアをしてみると変化を感じるかもしれません。

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