主訴:腰の痛み/20代女性
8月に腰を痛めてから、良くなったり悪くなったりを繰り返していた20代の女性。
整形外科でレントゲンを撮っても「骨に異常なし」とのことでした。
週に一度のペースで施術を続け、少しずつ改善していたものの、最近またズキズキと痛みを感じるように。
そこで改めて腰の状態をチェックしてみました。
というのも、腰のズキズキした痛みは、筋肉や筋膜のこわばり、あるいは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など神経の問題によって起こることもあるため、慎重に見極める必要があるからです。
歩くときの痛みはなし。
けれど、寝ているときや同じ姿勢を続けていると痛みが出るとのこと。
座ったまま前にかがむと痛みはないのに、立ったまま前にかがむと痛みが出ます。
この違いから分かるのは
• 座ったまま前屈:腰が関係
• 立ったまま前屈:太ももの裏(ハムストリング)が関係
つまり、太ももの裏の筋肉が硬くなっていることで、腰に負担がかかっていたようです。実際に、ハムストリングをゆるめる施術を行うと、痛みが軽減しました。
この方はお仕事で体を動かすことも多く、普段からストレッチや筋トレもされていますが、「太ももの裏のストレッチは苦手」とのこと。腰の痛みを繰り返さないためにも、今後は太ももの裏を意識してケアしていくことをお伝えしました。
腰痛の原因は、実は腰そのものではなく『足の硬さ』からくることも多いです。
「骨に異常はないのに腰が痛い」という方は、太ももの裏を一度チェックしてみてください!