「楽したい」と「楽しい」は違う

前回のブログでご紹介した、糖尿病の数値が悪化していた80代の女性。

食事管理も運動も大切だと知っているし、身体的にもできる状態ですが、なかなか行動に移せていません。

「どうしてやらないんですか?」

と聞くと、

「楽したいからよー!!!」

と即答。

その言葉を聞いて、私は新たな気づきがありました。

「運動したくない」

のではなく、

「楽したい」

だったんだな、と。

確かに、私もできるなら楽したいです!
なので、楽したい気持ちがあると動けなくなることがあります。

でも一方で、

楽しいから。
やりたいから。
その先に楽しみがあるから。

動けることも多いと思います。

・糖尿病だから運動しましょう。
・数値が悪いから歩きましょう。

そんな正論だけでは、なかなか続きません。

でも、

「季節の花を見たい」
「もう少し元気になって旅行に行きたい」
「孫と出かけたい」

そんな希望があると、人は動けることがあります。

今回の出来事を通して、

「楽したい」と「楽しい」は違う。

そして、
人を動かすのは正論ではなく、希望なのかもしれない。
そんなことを感じました。

訪問治療やお散歩サポートの役割も、
「運動してください」と伝えることではなく、
その人が歩きたくなる理由や希望を、一緒に見つけること。
それが本当に大切なことなのかもしれません。

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