イギリスで学んだこと② 言葉にして伝える大切さ

ホームステイ先で、イギリス人のパパ・ジェズと話していた時、とても印象に残ったことがあります。

ジェズは、人の記憶を「ものさし(メジャー)」で表現してくれました。

とても悲しい −−− 普通 −−− とても嬉しい

人生で記憶に残るのは、このものさしの両端にある出来事。

・ものすごく悲しかったこと

・ものすごく嬉しかったこと

一方で、真ん中の「普通」の出来事は時間が経つと忘れてしまう。

「だからこそ、嬉しいと感じたことは言葉にして伝えることが大切なんだ」
と教えてくれました。

日本には「察する文化」があります。
何も言わなくても、「満足している」「良かった」という気持ちが伝わることもあります。
その話をすると、ジェズはとても驚いていました。

「ありがとう」
「素敵だった」
「嬉しかった」
「あなたのおかげだよ」

そんな一言を言葉にして伝えることで、その出来事はただの「普通の出来事」ではなく、相手にとっても自分にとっても「嬉しい記憶」になる。
逆に、どんなに嬉しく感じていても、言葉にしなければ相手には伝わらない。

この話を聞いてから、私も感じたことは、できるだけその場で言葉にして伝えようと思うようになりました。

家族にも、仲間にも、患者さんにも。

たった一言でも、その人にとって忘れられない嬉しい記憶になるかもしれません。
だから私は、感じたことを心の中にしまったままにせず、これからは言葉にして伝えていきたいと思います。

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