がんとこころ

◎がんとこころ
がんに罹患すると多くの方が
受診する事からの治療計画の過程でさまざまなストレスを体験すると言われています。
医療技術の進歩により、がんの早期診断が可能となり
効果的な治療が受けれることが出来るようになった事で
がん治療における精神的側面のケアが重視されるようになりました。
※とても重要な事ばかりなので、ほぼほぼ原文のままになります。

○がんの臨床経過にともなう心の変化

今では早期がんの診断が可能となり、
外科療法・化学療法・放射線療法など、
効果的な治療が提供されてきたことを背景に、
がん治療における精神的なケアが重視されるようになりました。

がんに罹患すると、多くの方が診断・治療などの臨床経過において、
さまざまなストレスを体験すると言われ
診断結果を聞く際には
誰もが非常に大きな衝撃を受け、動揺し混乱すると言われています。
半月程ストレスが続き
そして徐々に現実の問題と向き合い、
困難を乗り越えようとする力が徐々に湧いてくるようになるとされています。

ただし中には、
気分の不安定な状態が継続することもあり、
この場合は早めに精神科医や臨床心理士などに相談し、こころのケアを受けることが大切です。

○がんを体験した人の悩みや負担

2003年に厚生労働省が、がん患者さんに大規模なアンケート調査が実施されました。

その結果
『不安などの心の問題』が回答全体の半数近くを占め、
多くのがん患者さんがこころの苦しみを抱えているということが明らかになりました。

○がんの悩みや負担の軽減のために…

がん患者さんの体験した心的ストレスを軽減するために、必要と考えられる対応策・支援策・支援ツールについても、調査結果の報告をしています。

それによると
「自身の努力による解決」
が第1位で最も多く
、この中では
「悩みを抱え込まないで人に相談すること」
「自分を必要としてくれる場所、人がいること」
など、それぞれの患者さんが
自身の状況に応じた工夫があげられています。

また「医療者との良好な関係」があげられていることは、
医師との信頼関係がとても重要に感じている患者さんが多いこともうかがえます。

国立がんセンターのがん情報サイトというホームページには、
医療者とのコミュニケーションにおいて、患者さんやそのご家族ができることとして、
「できるだけ言われたことをメモにとる」
「質問することはまったく恥ずかしいことではない」
「治療の説明など、重要な決定をしなくてはならないときは、先生に承諾をとって説明内容を録音させてもらう」など
ポイントも紹介されています。

その一方で「医療者との関係性の改善」という意見があげられているように、
聞く立場にいる患者さんの気持ちに配慮しながら、
分かりやすく説明する努力をすることが医療者に求められています。

○がんに関する情報を入手するには…

がん患者さんやそのご家族にとって、
疾患や治療法をはじめ不安に感じることなどが多くあると思います。
担当医師やスタッフに
わからないことを聞いたりしながら、適切な情報を得ることが最も重要なことでしょう。

国立がんセンターがん情報対策センターのがん情報サービスでは、各種がんに関する説明のほか、
がんとの付き合い方、診断・治療、予防・検診をテーマとして、充実した最新の情報が掲載されています。
それらは治療を進めていく患者さんや、それをサポートするご家族にとって参考になると思います。

○おわりに…
がんであることがわかったときに、どのように付き合っていけばよいのか。
アメリカでがんの患者さん向けに作成された心のケアのガイドラインがあります(上記国立がんセンターホームページで紹介されています)。

がんに罹患するということは、心を大きく揺るがすものであり、
いつも前向きな考え方ができないからといって自分を責める必要はなく、
どんな適応能力がある人でもなかなかそうはいかないものです。
自分にとって助けになるものをどんどん利用しながら
よりよい治療を受け、がんに向き合っていくことが大切でしょう。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-05-007.html