果物

果物は水分・ビタミン・ミネラル・食物繊維を含みます。野菜と異なる点はブドウ糖や果糖の糖質を多く含むことです。果物を食べすぎると、糖質の過剰摂取により中性脂肪の増大や肥満をきたすおそれがあります。果物に含まれる栄養素と果糖の栄養について解説します。

果物の栄養成分的特徴 果物と野菜のちがい―

果物と野菜、どちらもビタミン・ミネラル・食物繊維の給源となりますが、実際には「果物=野菜」ではありません。すなわち「野菜の代わりに果物をとる」というのは通用しないのです。とれるビタミンやミネラル、食物繊維の種類も違いますし、果物は野菜に比べて糖質や有機酸(クエン酸・酒石酸・リンゴ酸・コハク酸)が多くなります。

栄養成分

果物

野菜

水分

80-90%

85-95%

糖質

果糖(フルクトース)

ブドウ糖(グルコース)

食物繊維

プロトペクチン(未熟)

ペクチン(適熟)

セルロース

ヘミセルロース

ペクチン

ビタミン

アスコルビン酸(ビタミンC

緑黄色野菜:

カロテン(プロビタミンA

アスコルビン酸(C)

チアミン(B1)

リボフラビン(B2)

葉菜類:

葉酸

トコフェロール(E)

ミネラル

カリウム

カリウム

カルシウム

有機酸

クエン酸

リンゴ酸

酒石酸

糖質

果物にはブドウ糖・果糖・ショ糖という糖質が含まれています。糖質の組成は果物の種類によって異なりますが、糖質は原則「1g4kcal」のエネルギー源となります。

食物繊維

果物に含まれる食物繊維は、未熟な果実では不溶性食物繊維ですが、適熟な果実は水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維は、糖質の消化管での吸収を遅延させて急激な血糖値の上昇を抑える作用があります。またコレステロールの吸収抑制や胆汁酸の吸着・排泄の作用もあり、食物繊維の摂取量の多い方が心疾患の発症リスクも低いと報告されています。

ビタミン

果物に主に含まれるビタミンはビタミンCです。またミネラルはカリウムが主となります。果物は野菜ほどいろんな種類のビタミンやミネラルがとれるわけではありません。

果物の適切なとり方

果物は水分・ビタミンC・カリウム・食物繊維の補給に役立ちますが、過剰に摂取すると果糖の過剰摂取により中性脂肪の増大や肥満をきたすおそれがあります。食べすぎに注意しましょう。りんご半分・バナナ1本・いちご16粒が約80kcalに相当します。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-01-003.html