突発性難聴について

◎突発性難聴について

突然、耳の聞こえが悪くなり
耳鳴りやめまいなどを伴う
原因不明の疾患です。

40~60歳代の働き盛りに多くみられ、
ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病などがあると
起こりやすいことがわかっています。
聴力を回復させるには、
早めに治療を開始することが重要です。

『詳細』
○突発性難聴の治療

発症後1週間以内に、
適切な治療法を受ければ、
約40%の人は完治し、
50%の人にはなんらかの改善がみられます。
ただし、
治療開始が遅れるほど効果は下がり、
完治が難しくなってしまうので、
要注意です。

治療は、内服やステロイドの点滴などの
薬物療法が中心になります。

また、
血管を拡張させる薬や
代謝に関係するビタミンB12の製剤、
(ビタミンB12=シアノコバラミン)
代謝を促進させる薬など
を使うこともあります。

ストレスの影響が考えられるときは、
安静にして過ごします。

十分に回復しない場合や
薬剤投与が難しい場合は、
耳の中にステロイドの注入が行われることがありますが、
その効果は万能ではありません。

○突発性難聴とは…

難聴には大きく、
音が伝わらなくなる伝音難聴と、

音から変換された電気信号が
脳に伝わらなくなる感音難聴の
2種類があり、
突発性難聴は感音難聴の一種です。

突発性難聴は、突然、
左右の耳の一方(ごくまれに両方)の
聞こえが悪くなる疾患です。

音をうまく感じ取れない難聴のうち
原因がはっきりしないものの総称で、
幅広い年代に起こりますが、
特に働き盛りの40~60歳代に多くみられます。

前日はいつもと変わらなかったが、
朝起きてテレビをつけたら音が聞こえにくい、
あるいは急に電話の音が聞こえなくなるなど、
何の前触れもなく突然に起こることがあります。
聞こえにくさは人によって異なり、
①まったく聞こえなくなる人もいれば、
②高音だけが聞こえなくなる人もいます。
②では、
日常会話に必要な音は聞こえているため、
難聴に気づくのが遅れてしまいがちです。
聴力が
改善したり、悪化したりを繰り返すといった
症状の波はありません。

また、難聴の発生と前後して、
耳が詰まった感じや耳鳴り、めまい、吐き気などを伴うケースも多く、
耳鳴りで受診したら突発性難聴だったという人もいます。

難聴やめまいが繰り返す場合は、
メニエール病の疑いが、
少しずつ聞こえなくなったという場合は
老化現象の可能性があり
突発性難聴ではありません。

『突発性難聴』は、
以上のような症状を問診で確認したり、
色々な聴力検査や画像診断を行って診断されます。
発症後すぐ治療を受けないと、
難聴や頑固な耳鳴りが残ったりで
聴力を失うこともあるため、
早めの受診と治療開始が大切です。

○突発性難聴の原因…

音を感じ取って脳に伝える役割をしている有毛細胞が、
なんらかの原因で傷つき、壊れてしまうことで起こります。
有毛細胞に血液を送っている血管の血流障害や、
ウイルス感染が原因であると考えられていますが、
まだ明らかになっていません。
ストレスや過労、睡眠不足などがあると起こりやすいことも知られています。
また、糖尿病が影響しているともいわれています。