先日、二人の患者さんより健康保険は使えませんか？と質問を受けましたので整骨院（接骨院）での健康保険の取り扱いについて、簡単に説明します。
一番知っていて欲しい事・・・私達も健康保険を使った方が儲かるんです。
ではなぜ健康保険を使わないのか？
・・・整骨院で健康保険が使えるのは、法律では急性のケガに限定されていて、慢性痛の患者さんには使えない。
一部の整骨院では慢性痛も健康保険を使えるのはなぜ？
・・・健康保険組合にもお金が有った時代、慢性痛でも何でも健康保険を支払われた使えた時代の名残りが一部の整骨院に残っています。ケガを拡大解釈し、慢性痛だが昨日痛めた事にしましょうと双方で合意出来れば誰も分からないのです。
ではなぜ口裏合わせをしないのか？
・・・最後の責任を取るのは私達です。目先の利益より、誇りを持って仕事をしたいと感じたからです。当初は、多くの患者さんにそっぽを向かれましたが、現在は85％の患者さんが健康保険を使わない自費治療です。
整形外科との同時受診について
・・・急性のケガでも、整形外科で注射・投薬・リハビリを受けている場合はお薬が治療している事になり整骨院では健康保険は使えません。（1つのケガを複数の医療機関で治療してもらう事は法律的には✕です）
安く治療してもらえるのは、世界に誇る制度だと思います。
ただ、その制度にあぐらをかき、悪くなったら治してもらえばいいや！になると本末転倒の制度になると危機感を感じます。
