60代 坐骨神経痛

60代男性 坐骨神経痛

10年前に脊柱管狭窄症の手術。

1年前頃よりお尻とスネに痛みが出てきた。

痛み止めと湿布を常用しているが、改善がみられず最近は夜に寝返りで痛み目が覚める程痛い。

痛みを感じるポイントを触ってみると飛び上がる痛みがあり、体位変換するたびに強い痛みが出現。

【私の判断】

・痛みが長期間続いているので、神経に炎症が起こり過敏な状態である。

・刺激に対して過敏状態なので、体が不快と感じる刺激は避け、神経の高ぶりを抑える治療が必要

・最初は、痛みのある局所は避け、神経の通り道の滞りを流すイメージで治療を行う

・私の考える適切な刺激を与え、患者さんの体がどう反応するか観察し次回以降の治療を決める

私の判断を患者さんに伝え初回の治療を終える。

今回の患者さんは3日後に来院し、痛みは6に落ち、体位変換時の激痛は消えていました。

反対のお尻にこわばりを感じる!と新たな課題が出現していました。

同じ様な症状でも、年齢・体力・置かれた状況が違えば、結果は異なります。

私はこんな感じだから、この位の刺激をこんな順番で入れていけば良いのでは?と仮説を立て治療を展開していきます。

その結果を次回の来院時に伺い、治療の方向性が正しいのかを判断しています。

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