駆け出し鍼灸師の治療を90分間見学させてもらいました。
私達は専門的な治療技術に走りがちですが、技術だけではダメだと思います。
またコミュケーションだけでも不十分で高い技術も必要だと思います。
ついつい忘れがちな事があります。
美容鍼業界でトレーニングを積んだ駆け出し鍼灸師が、どんなコミュケーションを取るのか知りたくお邪魔しました。
【治療の流れ】
●お礼(ご来院ありがとうございます!)
●共通の会話(娘さんの話)
●質問(話をしてもらい共感)
●診察(診てみます)
●治療方針(こんな感じで治療しますね)
●治療歴を確認(どんな治療をどの位)
●共有(ここはいつも感じる痛みですか?)
●配慮(足元寒くないですか?)
●立ち位置(失礼しました!適度な距離感と心地良さを患者さんに与える)
●治療開始(今日は腰とおしりの治療)
●クロージング(治療後の感想)
●お願いと感想(次回体の反応を聞かせて下さい)
●美容鍼やりますか?(アフターフォロー)
●どうですか?(良かった〜!一緒に喜ぶ)
●次回はどうすれば良いですか?と患者さんからの言葉を引き出す。
【治療イメージ】
『ありがとうございます!』『失礼しました!』『お願いします!』患者さんに心地良さを与える立ち位置と距離感をベースに質問と共有を繰り返す鍼治療。
前半60分は鍼治療、後半30分は得意な美容鍼をサービス。
【関心したポイント】
・一人でやる覚悟がある
・人に頭を下げる度胸がある
・出来ることをやる
・話すより質問
・専門家として治療方針を伝える
・患者さんへの配慮
※私が最も勉強になったのは、
失礼しました!の一言に含まれる術者としての『立ち位置と適度な距離感』でした。