とあるCMを見て…

こんにちは、高橋雅規です。

その日の為に
練習を重ね、技術を高め
結果に繋げる

という内容のアスリートを応援する
空気清浄機のCMを見ました。

私たち治療家は
治療をする毎日が本番で
常に結果を求め、求められる仕事

という点ではアスリートより過酷なのかな?と…

例えば腰痛
その人その人でも原因は違うし

同じ人だったとしても
その日その時で原因は変わる事もある

だとしても…原因を探し当て
より良い治療効果を提供する。

練習と言っても
本当に痛みがある人を対象にしたものが出来るわけがなく

訴えている痛みの質を
自分が感じれる事もなく…

自分がその状況で感じる痛みを考え
自分が経験してきた痛みを考え
緩和するであろう刺激を考え

経験してきたものを
どれだけ治療に変換出来るか?
それ故
他人から聞いた治療方法と
自分で調べた治療方法が

同じものだったとしても
自分の業(わざ)としては

後者の方が
自分の結経験値が加わることで
より効果が高くなると思ってます。

一旦話は変わりますが、幼稚園の頃
少し離れた所に小さい公園があり
何度も遊びに行ってました。
一番近い遊具のある公園だったからです。
その公園の隣には素敵な出窓のある家が建っていました。

その出窓から、今、自分は
こう見えているのだろうな…
と何度も想像していました。

そんな経験を治療時に反映して…
こんな痛みを感じているのだろうか?
ここが痛そうだな
こういう動きで痛いのならば、ここも痛みが出るだろうか?
今の刺激はこういう感じで受けているのだろうか?
さっきの反応で別の所に不快感はなかっただろうか?
この強さの刺激で後日好転反応は出ないだろうか?

という事を考えながら自分は治療を進めます。

鍼師として…鍼の刺激
灸師として…お灸の熱刺激
柔道整復師として…手技の圧刺激

その人(受け手)はどんな刺激が好きなのか?を知った上で

さらに
どの刺激をどの程度、どれだけの強度で提供するか…

毎回の事ですが
対象(筋肉、自律神経を含む神経系)に有益な刺激量(心地よさ)を
考えながら治療をしていると
寒い時でも汗が滝のように…という日もありました。

なんて事を、ふと考えて
今回のお伝えにしました。

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