認知行動療法ワークブック 第3週

「自分でできる認知行動療法」という本を活用し、友人Aとのワーク第3週を実施

ワークを始める際に前回同様「うつと不安の6問(K6)」を行いました。

採点基準 24点満点で
4点以下:正常レベル
5点〜9点:うつか不安の注意報が出る状態
10点以上:うつか不安の警報が出る状態
注意:この点数だけで判断できるものではなく、実際には専門医の診断が必要。

第3週(3/26実施)
「うつと不安の6問(K6)」の点数
友人A:3点(第2週4点←第1週12点)
私:1点(第2週1点←第1週2点)

友人Aは第2週のワーク後から、
調子が良い時の自分ならどんな行動をしていたかを考え、行動に移すことが継続できている。
動き出すまでの腰が重いだけで、行動すると良い方に向かうことは経験として分かっているため、不安はありながらも行動している。
→3月の週末、10年以上前から行きたいと話していた東北へひとり旅に!

第3週のワークを終えて
今週は「感情といっしょに自動的にわきおこる考え」を書き出すというワークでした。
考えを文字にして書いてみることで、私自身の考えに事実と解釈が混在していることを改めて感じました。
また、自分の頭の中に浮かんでくる「考え」をどの程度確かだと信じているのか「確信度」として数値化することは興味深かったです。
私自身は考え直すことで確信度が60%になったのですが、友人Aはどの出来事に対しても確信度が100%で揺るがなかったのがとても面白かったです。
友人Aの自分が決めたことは絶対にこうだ!という自分を信じる意識が強いことを発見することができました!

友人Aに2週目の時のような顕著な変化はありませんでしたが、K6の点数が正常レベルを継続できていること、毎回私自身、友人Aそれぞれの思考に対して気づき、発見があるので、継続して変化をみていきたいと思います。

友人Aの感想
1週目から2週目のような劇的な変化はなかったが、いい状態をずっと維持できていて安定している。

今週は、今までの自分ならネガティブな気持ちになったり落ち込んでいたかもしれない状況があったが、
「あ、これはネガティブな自分になっているだけだな」と気づくことができ、冷静に対応できた。

色んな感情(いいことと悪いこと)や、自分の認識と事実など、本来分けて考えるべきものを混ぜて考えている。

頭の中で考えていることを書き出してみることは、どの段階においても大切。書き出してみることで初めて、自分の考えがぐちゃぐちゃだったのかと気づく。

友人には、(確信度)100%が出せるのはすごいと言われたが、自分にとっては逆に、60や70%というグレーな数字を出すことのほうが難しく、0か100という判断になった。

自分の考えで突き進んでしまう人こそ、このワークは合っていると思うので、一人ではなくぜひ誰かとやって、他の人の考えと比べてみてほしい。

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